秋田県能代市のみどり歯科医院です。歯を衛(まも)る!健康創造型の歯科医院をめざします。 

一生自分の歯で食べる事が出来る幸せを! 歯科医療はマンツーマンの診療室での「診療」と、地域での保健活動によるゾーンディフェンス「予防」がキーポイントです。

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臼井記念歯科保健功労賞 

臼井和弘副主幹


11月8日に秋田市で開催される「第6回秋田県歯科保健大会」の会場にて、秋田県が設立した「臼井記念歯科保健功労賞」の第一回表彰が行われると言う記事が11月3日の読売新聞秋田版に掲載されました。
 故臼井和弘先生は厚労省から歯科保健担当として派遣され、秋田県職員に健康対策課副主幹(当時)として、日夜尽力されておりました。全国的に見て秋田の歯科保健の状況を見ると、特に乳幼児から学童期にかけての高い虫歯の罹患率は、長年にわたる大きな課題となっておりました。平成14年度には3歳児の一人当たりの虫歯本数が全国ワーストであった事はおそらく臼井先生を大きく動かした要因でしよう。平成16年からは、秋田県行政としてまさに画期的と言うべき、「予防」を取り入れたフッ素洗口(うがい)事業、「お口ぶくぶく大作戦」(県内の幼稚園、保育園の5歳児を対象にし、フッ素洗口の薬剤などを含む費用を全て県が負担、事業の導入や保健指導を県が採用した歯科衛生士が巡回して指導する。)の推進役をはじめ、全国的に立ち後れている秋田の歯科保健の向上のために、秋田県内全域を超人的とも言える体力と熱意で駆け回っておりました。まさにその事業のために新潟県へ打ち合わせに行く途中、昨年12月25日夜にJR羽越線で発生した特急いなほ脱線転覆事故の犠牲となってしまいました。
 私個人としては、行政と歯科医師会と言う関係で共に活動した経験が有り、未だにこの現実を信じられない思いと故臼井先生の無念さを思うと今も胸がで一杯になります。お恥ずかしい事ながら、臼井和弘副主幹が秋田に来るまでは、県内の子供たちのう蝕(虫歯)罹患率の状況や、他県では行政や歯科医師会、大学などが連携して歯科保健活動を行っている事、特に新潟県佐賀県などではフッ素洗口などフッ化物の積極的な応用を行って虫歯が大きく減少している事など殆ど知らないでおりました。「フッ素洗口」は秋田県ではなじみが薄く、平成16年の事業開始前の時点では、県内では集団的に実施していたのが僅かに1施設、60名余りという状況でした。当時は、突然の事業の開始による認知不足や安全性などの誤解が大きな課題となりました。しかし、事業の展開とともに秋田県内では幼稚園、保育所88施設、1,726名をはじめ小中学校へも伸展し3,000名を越える子供たちがフッ素洗口を実施するようになりました。僅か2年半で増加率は50倍であり、秋田県の取り組みは全国の歯科関係者からも注目されています。厚労省が出したフッ化物洗口ガイドラインで推奨するように、フッ素洗口は4歳から14,5歳ころまで継続する事で永久歯の予防効果が発揮されます。秋田県の事業は平成18年度で終了となりますが、今後も洗口を継続させるための手段を考える必要が有ると思います。少なくとも、現在フッ素洗口を実施している施設に対しては、現在のように自己負担なしで継続する事は出来ないでしようか。フッ素洗口は単に虫歯予防にとどまらず、子供たちが健康に対する意識を培う良い機会となり、「健康教育」の実践そのものではないでしょうか。
私も、この事業に関わったおかけで、虫歯予防を初めとした地域保健の重要性、また地域の人たちの健康の向上のために歯科医師として社会に対して果たすべき役割、あるいは責任を考えるようになりました。
 秋田に来てわずか2年あまり、短すぎたその時間の中にも臼井先生の業績は秋田県の歯科医療、保健を変える程の大きなインパクトが有りました。いつも穏やかな表情の中にも強い意志と熱意をもって、旧鳥海町の住民参加型歯科保健事業「元気な歯っこ協議会」、5歳児を対象としたフッ素洗口事業『お口ぶくぶく大作戦」、横手平鹿地区での成人歯周病健診事業など秋田の歯科保健に全力で取組んでおられました。
 臼井先生の秋田での活動に関しては私としても沢山の想い出が有ります。まとまりのない、公私混同な文章になってしまいましたが、まだ私の頭の中で混沌としています。いずれ資料をまとめ記録に残すべき時が来ると思っております。


追加 受賞団体について
 由利本荘市 笹子(じねご)小学校 ---平成7年から秋田県で最初に小学校独自でフッ素洗口を行っている小学校 
 東成瀬村---村の保健事業の一環として、乳幼児から中学生までフッ素塗布を行い、平成16年からは保育園の4歳児から小中学生までの希望者を対象にフッ素洗口を事業化
 横手市 名照保育園----約20年にわたって3歳児以上の園児に「歯垢染め出し」を実施、園全体の虫歯予防への取り組みが評価
                                   (2006.11.10 改変)
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