秋田県能代市のみどり歯科医院です。歯を衛(まも)る!健康創造型の歯科医院をめざします。 

一生自分の歯で食べる事が出来る幸せを! 歯科医療はマンツーマンの診療室での「診療」と、地域での保健活動によるゾーンディフェンス「予防」がキーポイントです。

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桜花の風薫る候 

 今年は本当に天候不順で、4月も春らしい日差しの日は殆ど無く、肌寒い記憶だけが残りました。例年よりも遅れていた桜はようやく4月の最終週に開花し、今日5月4日は能代では市内全域で満開のようです。桜の名所として知られる旧渟城第二小学校に行って見ましたが、道路を覆うように咲いている大きな桜並木に圧倒されてきました。
2小
<旧渟城第二小学校の桜>
 夜間はライトアップされているとのことですが、夜桜は目で見た感じと写真の出来上がりが違いところが趣と言える所でしょうか。当地では待ち焦がれていたように桜の他、チューリップや種々の春の花が一斉に色とりどりに美しさを競っています。この10年くらいは、能代地域での桜の開花は4月の第3週ころが多いのですが、今年は1週間程遅れたようです。尤も、子供のころは連休のころが丁度お花見だったので、昔に戻っただけなのかも知れません。
チューリップ
<医院の直ぐ近くです>
 ところが、この連休は終始寒さと殆ど雨が降りそうな曇天がつづき「五月晴れ」の言葉は縁遠いものとになっています。さきほど、「能代港でカレイが釣れているようだから行って見たら」と声を掛けられましたが…寒さと天気では気も進まず、冷たい海水で風邪を引きそうでさすがに出向く気持ちになりませんでした。
ハローワーク
<サンビュー秋田の桜並木>

 今回は久し振りに歯科保健の情報を提供いたします。

1.平成21年度の都道府県別の12歳児DMFT(一人当たりむし歯本数)のグラフです。最小は新潟県で0.8本、それに愛知、京都、岡山、広島が1本を下回っています。フッ化物洗口実施者では0.66本で更に少ない値となっています。こう言う点はもっと多くの方々に知ってもらえればと痛感させられる所です。
一方、多い方は沖繩の2.9本、熊本2.6本、大分2.4本、秋田・高知2.2本、三重・鹿児島2.1本、北海道・青森2.0本となっています。日本の南北の道県に多いことから地域性の問題が考えられます。このことは以前から指摘されていて、各道県では、歯科保健対策に躍起となっています。例えば北海道は昨年「北海道歯・口腔の健康づくり推進条例」が制定され、むし歯予防のために全道的にフッ化物洗口を推進することとなっています。また、秋田県でも2年前に比べてフッ化物洗口実施者数が12,000名増加するなど、数年後の数値が大きく変化する可能性を秘めています。
12歳全国H21
<データはNPO日本むし歯予防フッ素推進会議より>

2.平成20年度秋田県市町村別12歳児DMFT(一人当たりむし歯本数)のグラフ
こちらは、県平均が2.23本であり、全国平均1.54本より44%程高い数値となっています。数年前までは全国平均から1本以上の差がありましたので、この数年間での改善が見られます。秋田県初め各市町村、そして秋田県歯科医師会や各地の歯科医師会のご尽力の成果と敬意を表する次第です。
H20秋田市町村別

 市町村別では三種町、五城目町、大潟村、八郎潟町の4自治体が全国平均以下でした。偶然かも知れませんがこれらの町村は全て「八郎潟」周辺に位置しています。一方、八峰町と男鹿市は4本を越えて、極めて多くなっています。共通点は「漁師町」なことでしょうか?。あるいは集落が点在していて歯科医療機関へのアクセスに問題が有る事なのかも知れません。地域の実態について、より情報を集めた考察が必要と思われます。むしろこのような状況こそ、効果的な対策により短期間で劇的な変化を期待出来るかも知れません。

H20秋田マップ
<緑色 全国平均0~1.53本、紺色1.54~1.9本水色2.0本~秋田県平均2.22本ピンク2.23本~3.5本、赤3.5本以上>

*八郎潟町の歯科医師 児玉先生が発行する新聞にフッ化物洗口の効果が掲載されました。ブログにてご紹介させていただきます。地域のPRのためにCM作成など多方面で地道な活動を積み重ねておられるとのことです。転載にご了承いただき、改めて敬意を表します。(5月5日)
児玉新聞

3.秋田県内のフッ化物洗口実施状況 (平成22年3月31日現在)
秋田県では、平成16年に開始された「お口ぶくぶく大作戦」以来フッ化物洗口の実施が着実に増加しています。3月末日現在の状況が秋田県のHPにアップされています。今回の調査では県内合計で275施設、22,412名であり、実施率は幼稚園・保育園 37.6%、小中学校33.6%でした。前回の平成21年12月調査に比べて約2,000名の増加、昨年と比べて3,810名の増加です。年と共に出生数の減少する傾向があることから、実施者数よりも実施率での比較に意味があると思われます。
 このデータを基に保健所単位の地域単位で色分けしたグラフを示します。市町村の事業化がほぼ完了した県南地区に比べ、秋田市及び能代山本地域での遅れが対照的に示され{「南高北低」の様相を示しています。

F洗口保健所20100331
<保健所毎の実施者数 緑0~99人、紺 100~999人、水色1,000~2,999人、ピンク3,000人~4,999人、赤5,000人以上  注:数値は各保健所管内の合計であり、個別の市町村毎の値では有りません。>

 また、秋田県のHPでは「子どものむし歯予防に関するアンケート調査」の結果が示されていました。調査対象が秋田駅に隣接する施設で催されたイベントに参加した人とあり、回答者には秋田市の方が多かったのではと思われます。
主な回答項目では、フッ素がむし歯予防に効果が有ることを知っているが98%、フッ化物歯面塗布を受けた割合が56%、歯科医院などで口腔衛生指導を受けた割合が60%、フッ化物洗口を希望すると答えた割合が82%とありました。この結果から子どもさんの保護者には、フッ素の効果が認知され、フッ化物洗口の希望が大半と言う結果と解釈することが出来ると思います。この事に対して何如に応えるか、行政は勿論、専門職である我々にも責務の一端が有ると認識しております。
赤沼神社
<赤沼神社の桜>
 以前も書きましたが、むし歯予防は決してフッ化物洗口だけが全てでは有りません。フッ化物の応用(全身的応用法としての水道や食塩、ミルクなどへのフッ化物添加、局所的応用法としてのフッ化物配合歯磨剤、フッ化物洗口、フッ化物塗布等)に依るむし歯予防は50年以上にわたって学術的に効果や安全性が繰り返し確認されており、WHOをはじめ世界各国の保健機関、歯科関係団体が挙って推奨しています。また、医療専門職である歯科医師、歯科衛生士の教育においても重視されています。現在国内での公衆衛生的な予防法として等しくその恩恵を受けるには、学校などで集団的にフッ化物洗口が最も効果的です。我が国でも平成15年に「フッ化物洗口ガイドライン」が厚労省から出されました。このガイドラインには、「誤飲あるいは口腔内残留量と安全性」の項目で誤飲した場合の安全性、アレルギーの原因とはならないことが明記されています。
 地域における学童期の保健事業としてむし歯予防を推進して行くには、行政を主体に現場となる教育委員会や専門職団体である歯科医師会などの強力・連携が必要である
犬1005
<近所に在る看板「犬の一人歩き」とは何>
 これは、いわば「ゾーンディフェンス(コミュニティケア)」で、地域や学校での保健指導、情報提供などの啓蒙活動がセーフティネットの「底辺」と見なすことが出来ます。それに加えて、家庭でのフッ化物入り歯みがき剤の使用、「マンツーマン(パーソナルケア)」の対策として、歯科医院での個人の状態に適応したフッ化物塗布やシーラント、定期健診をミックスさせることが二重、三重の対策となります。むし歯予防を初めとして子どもさんたちの健康を増進することが、次の世代の地域の活力につながっていくポイントの一つとも言えるのではないでしょうか。
 昨今地域格差の大きな要因として「医療格差」が問題となっています。医療格差は単に病院や医師の数だけではなくその質が問われ、健康格差の一因となる可能性が有ります。「地域の人たちの健康を守る」心を相互のキーワードとして一歩一歩理解を深めつつ進んで行ければと願う次第です。  
文化会館
 <能代市文化会館の桜>                            (5月4日 5日、10日追記)
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