秋田県能代市のみどり歯科医院です。歯を衛(まも)る!健康創造型の歯科医院をめざします。 

一生自分の歯で食べる事が出来る幸せを! 歯科医療はマンツーマンの診療室での「診療」と、地域での保健活動によるゾーンディフェンス「予防」がキーポイントです。

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冬の稲妻、事業仕分けの俎上に載った「8020運動特別推進事業」 

石碑
 今日は、朝から雷が鳴り、北西からたたきつける猛烈な強風と時折稲妻が閃く文字通り「冬の雷鳴」の大荒れの天気です。
さて、天気と同調しているかどうかはともかくも、このところ衆目を集めているのが行政刷新会議における「事業仕分け」に関するニュースです。この件はマスコミはもとより、ネット上でも数多のブログで論じられている事はすでに御承知と思います。
 事業仕分けは、行政刷新会議によるワーキングチームが来年度予算編成に向け、これまでの定額給付金的や既得権益の温床と化して、税金のむだ遣いを廃絶する事を目的とした物であるとの事です。すでに9日間の日程の1/3を終えて800億円を超える事業の廃止を決定しました。
 事業仕分けが11月11日に始まり、まず驚かされたのは厚労省関係では、地域健康づくり推進対策費、健康増進対策費としての女性の健康支援対策事業委託費が何れも廃止となった事でした。この事由としては、国は情報提供に特化して各地域が地域特性を生かした健康づくりをおこなうべき、天下りを繰り返す法人への随意契約に公金を支出する合理性はない、国がやるべきテーマではない、地方でも類似の事業をしている、効果的な予算の使われ方をしていない等が上げられていました。
 また、レセプトオンライン導入のための機器の整備塔の補助は「予算計上見送り」、医療関係の適正化・効率化は「見直し」とおよそ、案件となったものは無傷ですまない物ばかりでした。
 そんな中で11月13日は歯科保健事業の生命線とも言える「8020運動特別推進事業」が審議されるという情報を受けました。丁度審議の時間が診療終了後であったので、不鮮明な小さな画像しか送られてこないネット中継の音声を聞きもらさじと、メモ用紙に書き込みながら、様子を伺っておりました。
結果は行政刷新会議のHPに「評価コメント」がすでに公表されております。
<47ニュースでの報道>
審議のやりとりのなかで私感からポイントとなる部分を挙げて見ますと

1.本事業費の活動の主な物は広報・啓発活動で有る。
2.事業は都道府県から歯科医師会への委託されるため、実施主体は各県の歯科医師会となり、特定の団体へのバラマキ予算ではないかと質問あり。
3.子供のむし歯は8020運動以前から減少してきているが、フッ素の利用などで減少に拍車が掛かった。(回答)
4.事業予算は4億7千万ほどであるが、これは各県およそ1,000万規模をメルクマールにした数字であり、内訳は1885万円から、250万円まで配分にばらつきが在る。
5.平成20年度の予算配分の内訳は、各県が使用したものが25%、外部団体へ委託した物が75%で、その内訳は都道府県歯科医師会68%、歯科衛生士会、2.3%、大学・8020推進財団など5.5%。
6.もともと歯科は予防が大事だが、(予防処置は)医療保険で給付されないので8020事業でやってもらうことにした。(回答)
7.予算の68%が歯科医師会へと言うことは、各都道府県がどうやったら良いか解らないからではないか、保険者を使うという発想はなかったのかとの意見。


聞き取りメモが不充分な所は割愛しました。
印象に残っているのは、フッ素の利用でむし歯が減った事や、フッ素洗口(うがい)、水道水にフッ素などと、「フッ素」に関してしては3回ほど言及があり、むし歯予防効果については認めているというスタンスを感じました。(やり取りの中では質問の主旨と回答にずれがあったようにも感じられましたが...)
また、都道府県行政から歯科医師会への委託事業という事ですが、行政にいる歯科の専門職が余りにも少ないために、事業のプランニングは行政、実施(実動部隊)は歯科医師会の連携という形をとらざるを得ない物と思われます。
平成19年のデータでは、都道府県長・市役所、区役所などに勤務する歯科医師は(常勤38名非常勤4名)、保健所では、(常勤45名、非常勤3名)、歯科衛生士は県庁市役所など(常勤20名、非常勤2名)、保健所では(常勤115名、非常勤17名)でした。
 歯科医師では併せて僅か90名の歯科医師しか全国の歯科保健の最前線にいないという事です。マンパワーが如何に不足しているかが如実に現れているのではないでしょうか。行政に関わっている歯科医師、衛生士の方々は「行歯会(ぎょうしかい)」という組織を結成して、連絡や研修会などを実施して奮闘され、地域における歯科保健の舵取り役として尽力されている事に対しては、改めて敬意を表したいと思います。
 
 結果は「見直し」との事で、複雑な思いです。今後は「委託事業」の有り方にはメスが入れられ、「費用対効果」等で予算の減額も含め、これまでの国直轄から都道府県単位になるなどの事業体系の大幅な改変の可能性も在るでしょう。ネット中継では厚労省側がこの事業を評価する思いが感じられ、日本歯科医師会に対しても学術専門団体であり、公益法人として公衆衛生の推進に尽力していることをアピールしていました。審議の中で「各県歯科医師会への委託」というやりとりがなされておりましたが、今後は県単位での取り組み(智慧比べ)の必要性が増してくるのではないでしょうか。日本歯科医師会は公益法人ですが、地域レベル、つまり県での対応はどうなのか、さらには最も現場に近い郡市歯科医師会(地区歯科医師会)との関係などがポイントになってくる感じがします。
 僅か2ヶ月ほど前までは予想だにしなかったような時代の大激流の中で、歯科保健事業の位置付けがどうなるのかは全く予断を許しませんが、「変化(Change)」を要求された事だけは確かです。願わくは後日に実を付けるための1つのプロセスであったという評価を願うものであります。
   (尤も私のように大した貢献もしていない人間は言う資格がないですが...hi)
夕日2

 全くの余談ですが、このエントリーを書きながら脳裏に浮かんでいるのはベートーベンの交響曲5番「運命」です。8020運動に関しては、国の庇護から離れ、自立して歩いていかなければならない事が、冒頭の有名なダダダダーン(一説としてはモールス信号のVもあり)、「運命はかくのごとく扉を叩く」とも聞こえてきます。 個人的にはこの曲は、低弦やホルンの和音で暗さや辛さがにじみ出る3楽章の出だしから、トリオの部分のダンスのような旋律を経てやがてティンパニーのbridgeの部分を渡って4楽章にはいり、混乱や苦悩に打ち勝ったような力強い旋律が現れる部分がとても気に入っております。自分も含めて「かくありたい」ですね。
<第5交響曲3.4楽章>       (11月15日)
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