秋田県能代市のみどり歯科医院です。歯を衛(まも)る!健康創造型の歯科医院をめざします。 

一生自分の歯で食べる事が出来る幸せを! 歯科医療はマンツーマンの診療室での「診療」と、地域での保健活動によるゾーンディフェンス「予防」がキーポイントです。

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
trackback -- | comment -- | edit

PAGE TOP

12歳児の一人平均むし歯数が1.4本に、秋田市がフッ化物洗口実施へ動く 

雪1
 今年は、暖冬かと思っておりましたが、先週中ごろから急に降雪が多くなり、街は白く冬化粧とあり成りました。24日の夜は、写真のようなホワイトクリスマスでしょうか。今朝は、15センチほどの積雪となっていたため、今シーズン2回目の雪かきとなりました。気温が未だ比較的暖かいためか、重い雪でスノーダンプからさらりと落ちてくれません。手、片、腰に負担が来なければと思っております。
雪2

 院内の近況ですが、先月からBGMをちょっと変えました。それまでは診療室のe-Macに溜め込んだiTunesの曲をソースにして別のパソコンに付属していた2.1ch のオーディオシステムを使っておりましたが、奥行きの無い平面的な音色に耳が飽きて仕舞いました。たまたま、ネットオークションで、面白そうなスピーカーアンプを見つけたので、入札したらあっさりと落札となりました。
アンプ1
 そのシステムとは、スピーカー付きの2.1chアンプなのですが、おそらくウーハーの増幅に真空管を1本使っているのです。厳密にはICとのハイブリット式なのでしょうが、以前からいつかは真空管アンプと思っていただけに妙に愛着を感じております。もちろん、本格的な真空管アンプとなれば価格もそれなりですが、スイッチを入れてヒーターが暖まり、オレンジ色のほのかな光が漏れてくる様は、レトロな懐かしさと包容力の大きな人間を彷彿とさせる温かみを感じております。(懐かしさと温かみ―ノスタルジックな世界ですね)
アンプ2
 診療中は、音量を控えめに使っているのですが、スピーカーの再現性が良いのか、例えばボーカルが2部に別れたりする所が微妙なタイムラグ、ブレスの違いから気がつかされたり、弦楽ではボウイングの違いが何気なく聞いていても気がつかされる事が有ります。
 時に、夜に院長室で調べ物をしている時に診療室のステレオのボリュームを上げて聞くと、ハードフロアーの効果も有ってか本当に迫力があります。(特にホテルカリフォルニアとか長い夜)
 自分ではこれが自分へのささやかな賞与(ボーナス)と思っております。
 先週からは、インターネットラジオでクラシックのチャンネルを流しています。自分の好みの曲や以前聞いたことの在るポピュラーな曲がたくさん流れ、時折入るドイツ語のナレーションやクリスマス曲が時候とぴったりマッチしております。
時事新聞

 さて、歯科関係の話題ですが、12月17日の文部科学省の平成21年度の学校保健統計調査速報(報道ではなぜか”2009年”)によると、12歳児の一人平均う蝕(むし歯)本数の全国平均が1.4本でした。これは、25年前の4.75本が1/3に減少し、文部科学省に依れば「学校や家庭での歯磨き指導が効果を上げてきたのではないか」との事だそうです。
 厚労省は、先月の事業仕分けの時には「フッ素によりむし歯が減少」というニュアンスを使っていましたので、厚労省と文科省では見解が異なるのではと受け取られました。
 文部科学省の表現に在る「歯磨き指導」と言う言葉からは、歯磨きのみでむし歯予防がなされると受け取られる可能性も在ると思います。また、歯磨き剤をつけないで磨く「空磨き」を指導している場合も在るようです。
ご参考までに2つの資料をご紹介します。
WHO

WHOが示しているように、ブラッシングだけではむし歯予防効果は不明確であり、フッ素配合歯磨剤のむし歯予防効果が20-30%とあります。
また、全国で一番むし歯が少ない新潟県では12歳児一人当たりの平均むし歯本数が0.99本となった平成19年6月に、泉田知事からこのようなコメントが出されています。
泉田
 
 むし歯予防には第一にフッ化物洗口の実施、第二に学校と歯科医院の連携、第三に歯科保健に対する関心の高まりがあり、さらに地域、行政医療機関の連携を理由として挙げられております。このことは、「歯をむし歯から守る、むし歯を作らない」という県を挙げての取り組み成果と評価されております。新潟県の事例はむし歯予防に関するヘルスプロモーションの成功例として学ぶべきと思います。むし歯予防に限らず健康情報に関しても、本当に知るべき正しい情報がなかなか伝わらない現状が在ることを痛感させられています。

 さて、秋田に目を転ずると、12歳児の一人当たり平均むし歯本数は平成20年度秋田県平均が2.5本であり、全国平均からは1本程度多い傾向があると思われます。地域格差と言う言葉が頻繁に使われるようになりましたが、これも格差の一つで、所謂「健康格差」なのでしよう。全国的に見るとむし歯の頻度は、北海道・東北と九州・沖繩で地域的に多い傾向に有ります。資料<旭川市のHP>
 歯科領域における全国調査は、1歳半児、3歳児、12歳児における一人平均う蝕本数がありますが、秋田の場合はいずれも長年にわたって最下位グループが定位置となっています。資料<秋田県のHP>
  さらに「秋田県が乗り越えるべき指標」に依れば、医療保険分野では、悪性新生物死亡率、脳血管疾患死亡率、自殺に依る死亡率、生活習慣病に依る死亡率が全国(トップ)であり、2,3位を加えると11項目がエントリーという状態です。これらの原因には地域性というものを越えた、何か共通した物が在るのではと思います。2,30年ほど前であれば医療機関の数や質(レベル)も大きな要因だったでしょうが、個人的には漠然としていますが「健康に対する意識」ではないだろうかと感じている所です。
 秋田県は有名になった学力テストや体格、運動能力は良い方のトップあるいはトップクラスなので、むし歯が少なければ、これらも更に良くなる可能性が有るのではないでしょうか。
さきがけ1216
 12月16日の秋田さきがけ新報によると、秋田市議会では15日の厚生委員会において秋田市歯科医師会から提出されていた保育施設や小中学校でのフッ化物洗口を早期に実現するように求めた陳情を採択した、とあります。
 これまで何方かといえば否定的な見解が伝えられていた秋田市でもフッ化物洗口が実施される可能性が見えてきたようです。とはいえ、実施段階までには、いくつかの関門があり、安易に楽観は出来ないと思います。
 秋田市の場合は、歯科医師会がイニシアチィブをとって積極的にむし歯予防の実施を行政に働き掛けたことの社会的な意義が大きいと思います。秋田市歯科医師会の英断に敬意を表すると共に、今後の他の自治体への波及効果を期待したいと思います。
 歯の健康作りはのスタートはむし歯予防で有ることに間違いはありません。むし歯予防方法としてのフッ化物洗口は、現在国内で行われている公衆衛生学的な手法として最も効果を上げていて、40年近い実績があります。秋田県の事業として平成16年に「お口ぶくぶく大作戦」が始まって6年が立ちました。その時に蒔かれた種がようやくあちこちで芽を出しているように見えます。実施者数は初年度が1,300名程であったのに対して、今月(平成21年12月)には2万人にまで増加しました。資料<秋田県のHP>
 事業の中心的な存在であった、臼井和弘さんの命日が近づいてきました。今思えば当時は、フッ化物洗口に対する反対の声が渦巻いて、内心かなり辛かったのだろうと感じられます。その苦境の中を自ら先頭になって切り開いていった姿は、幕末の志士坂本龍馬二通じる物が在ると思います。龍馬は「日本人全員が西を向こうが、我、東を向く」と語ったそうです。日本の未来を信じていたからこそ出た強い意志の現れではないでしょうか。臼井和弘さんと共に働いていたあのころの状況は自分の中でも未だに整理出来ていない所も有りますが、「人は何を残すのか」という言葉の意味を改めて噛みしめています。 (12月21日 23日追加)
スポンサーサイト

PAGE TOP

歯科から「口腔医学」へ、外国の歯科事情、サレルノの養生訓、今年の師走を迎えて 

DSC01897.jpg
 いよいよ、早くも暦は12月の中旬となりました。12月に入ればいろいろと慌ただしくなりますが、当院でも恒例のささやかなクリスマスデコレーションを行っております。夕方はほ笑ましいマメランプが点灯し、患者さんの歓心を誘っているようです。12月といえば忘年会シーズンです。
クリスマス1
 先日は忘年会があり、新たな学びの機会となりました。大学の内科教授から講演をいただきましたが、専門の循環器疾患や歯科との関連性、また大学の近況、特に歯学部の受験生の動向や、国家試験対策どの詳細について、そして現在から将来に対して「21世紀は文明は開花したはずなのに文化が低下している」として、こんな時代であるからこそ、今一度岩手の生んだ偉人であり、国内はもとより国際的に活躍した新渡戸稲造、後藤新平の精神を振り返りたいと、正鵠を得た講演なを拝聴し、感激の至りでした。
 さらに、近年の歯科界の抱える難題の解決法とも考えられる取り組みとして、医学部と歯学部の垣根を取り払って一つの学問体系の確立することを目的に、歯科医学を口腔医学と位置づけ、「医歯一元論」を展開して医学・歯学の教育体系を再考するプロジェクトに参加している話が興味を引きました。
プロジェクトには、北海道医療大学、福岡歯科大学、福岡大学、九州歯科大学、岩手医科大学、昭和大学、神奈川歯科大学、鶴見大学の8大学が参加ししています。そのコンセプトは

1.歯学部のカリキュラムに一般医学の教育時間を増やすと共に臨床実習を充実させる。
2.第1段階として歯科大学・歯学部は口腔医科大学に改変
3.将来的には歯学部は医学部と統合し一体化して歯科は口腔医学(口腔科)として医学の一分野として位置づける
4.医学部の歯科・口腔外科は口腔医学へ改変
5.学位は歯学学士を口腔医学・歯学として、将来的には学士(医学)へ統合
6.歯学系大学院は口腔医学系大学院とし、博士(歯学)は博士(口腔医学)へ改変


となっています。現在日本では、人口10万人当たりの歯科医師数が75人を超え、歯科医院の過剰、ワーキングプアーなどのニュースが伝えられているのはすでにご承知のことと思います。
 この根本的な原因の一つとして、歯学部の入学定員数や、卒業後の進路が結果的にはほとんど「開業」しかないことが有ると思います。さらには、医学部と歯学部が創成期から別個の経緯を辿ってきたこと、医学部は官立の学校が主体であったことに対して、歯学部は私立の学校が医師会と歯科医師会の存在もあるでしょう。
朝日01

 これまでの活動の中で、ハーバード大学と中国の大学の事例を紹介していただきました。その中で印象深いことは
1.アメリカで開業するには資格の免許と州毎の開業の免許の2つが必要であること
2.アメリカの歯学部の授業料は45,000$程度であるが、学生は大学やその他の奨学金を自分名義の20年ローン等で借りているそうです。全て親がかりの日本とは対称的で学生の勉強に対する意欲が全然違うということです。
3.ハーバードのクリニックでは、治療費は研修医や、一般医、専門医などのグレードによって異なる料金体系になっているそうです。日本では、保険治療であれば新卒でも、専門医でも大学教授でも同じです。どちらが理にかなっているのでしょうか。
4.中国の大学では、診療室の前に担当科の医師の写真と名前が書かれてあり、患者さんは、それを見て「指名料」を払って診察してもらうそうです。

日本では大学病院などでは、どの先生が担当になるか患者さんが事前に知る機会は殆ど有りませんし、場合によっては先生が入れ替わり立ち替わりで、だれが主治医なのか解らない場合も有るとか?
サレルノ

さて、本日の締めは7世紀半ばのイタリアにあった西洋世界最古の医学校と言われる「サレルノの養生訓」です。原典はラテン語の詩惰走です。現在まで英語やフランス語など世界各国の言語に翻訳されなんと、1500版を重ねているという驚異のロングセラーです。今まで生き続けている理由は、現代でもそのまま当てはまるからでしょう。

 1.気苦労を背負わない
 2.烈火のごとく怒らない
 3.ワインの痛飲は止めて、晩餐は軽くとる

はてはて、私も思い当たることばかりです。
米代川12

(ここから追加分)
これら3項目に共通する概念は「中庸=ほどほどに」ということでしよう。中庸の心はかの釈尊も説いておられます。
それは、釈尊が悟りを開くために他の多くのバラモンと同じように肉体をいためつける難行・苦行をしていて、もはや生命の限界かと思われたまさにその時に、ある少女から牛乳(或いはチーズのような物)を恵まれたおかげで、息を吹き返したということです。その時に「琵琶の音も、弦を張りつめすぎれば切れてしまい、緩めすぎると鳴らない、何事もほどほどが丁度良い」と悟られたという逸話です。

 3つの養生訓を少々考察いたしますと「善か悪か」「白か黒か」「好きか嫌いか」「良いかダメか」と物事、事象、或いは人物を単純に二分化しないということでしょうか。全ての物事は多面的であり一面だけを見て判断しては行けないということで同じ事でも受け取る側により全く異なった解釈がなされます。
ただ、どうしても考え方の傾向性というは出てくるわけで、善し悪しをはっきりせねば気が済まない性分の人もいるわけです。好き嫌いや、得手不得手がわりとはっきりしていると思っていなくても、知らず知らずのうちに「個性」「癖」が出てしまっているのではと気がつかされた次第です。何事も偏り無くオールラウンドが理想ですね。(最高責任者である将軍は"General"と称されています。)一方専門領域では、先端にいるのはスペシャリストで有ることも確かでしょう。
クリスマス2

1.気苦労を背負わない
「気苦労」とは意識していなくても、楽しいこと、愉快なことは瞬間的な出来事で記憶として持続しませんが、過去のいやな経験、憤りの思いを心の底でこだわりとなりトラウマのようになってしまっていることは珍しくはないでしょう。気「苦労」ではなく、過去にとらわれない「お気楽」精神をモットーにしていきたいですね。
2.烈火のごとく怒らない
 最近面白いニュースを見ました。12月1日付けの産経新聞に「長生きするなら我慢するよりキレる」という記事が有りました。スウェーデンの研究です。----以下引用
 職場での不公平な扱いについて怒りを我慢すると、心臓発作や心臓病で死亡するリスクが高まることが、スウェーデンでの研究で分かった。不満をすぐに表出する人に比べ、リスクは2~5倍だという。(中略)
この研究を率いたストックホルム大学ストレス・リサーチ・インスティチュートのコンスタンツ・ラインウェーバー氏は電話インタビューで「不当な扱いを受けたと感じたときに対立を避けて歩み去り、後に不満を残すことはよくない。行動しなければいけない。不公平な扱いを受けたと感じていることをはっきりと言った方がいい」と語った。
 感情を抑えたり、頭痛や腹痛の症状が出たり、帰宅してから鬱憤(うつぷん)を晴らしたりすると答えた男性では、心臓発作と死亡のリスクはすぐに怒りを表す人に比べ2倍だった。何も言わずに済ませてしまうことが多い人の場合、リスクは5倍に近かったという。
 ただ、最良の対応策については特定されていない。主な対処法としては(1)怒鳴る(2)扱いに対して直接抗議する(3)その場で相手と話す(4)事態が収拾してから問題にアプローチする-などがあるが、それらがもたらした心臓合併症の発症率は、どれも同じような結果だった。
 引用終わり
これはまた、あまりため込まない方が良いということで、1.2は生理学で有名なセリエ博士のストレス学説に通じる物が在ると感じました。
3.ワインの痛飲は避けて晩餐は程々に
すでに、太古の昔からメタボリックに対する警鐘は発せられていたのです。「鼓腹撃壌」を慎むべし、ということですね。どこからか、寿司折りを手にして「わかっちゃいるけど止められない」と歌声が聞こえてきそうです。                       (12月12日、13日,14日追加)

PAGE TOP

「歯科」はもはや過飽和か!? 龍馬の船中八策を乞う思い 

冬01

 気がついて見ると、今日で11月はもう終りです。今月は初旬に早い降雪が有ったかと思うと、その後は、ポカポカ陽気があったりと目まぐるしい変動です。先週の水・木曜日では午後二時頃は診療室の温度が30℃、窓全開という状態でした。
 当方診療室の近況は、10月中旬から新型インフルエンザの影響によるキャンセルが小中学生を中心に連日のようにあり、最近はインフルエンザを発症した子供さんの家族や職場の同僚が発症したためなどの理由のキャンセルも目立つようになってきました。地元の新聞では、いまだに学級閉鎖、学年閉鎖などの情報が連日紙面を賑わせております。
47週秋田

 当院では幸いな事に、発症した患者さんの来院やスタッフが発症するケースは今までの所は無かったようです。国立感染症研究所のHPによれば第47週(11月16日~22日)では、全国34道府県が警報レベルで、東北も福島を除いて5県が警報レベルの赤マークでした。秋田県では9保健所管内全てが警報レベルです。全県平均は一医療機関辺り43.20人で県内全体としては3週連続して減少しているものの、28日には、秋田県内で初めて新型インフルエンザによる死亡例(40代男性)が報告されています。個人的には、12月になればかなり落ち着いてくるのではと楽観していますが、さてどうなることやら。
よぼうさん

例年ならば9月後半から10月中旬は稲刈りに依る農繁期で患者さんの出足が鈍る時期ですが、11月から12月は年内に歯の治療を終えたい患者さんや、気候の変わり目で、歯の痛みや腫脹を訴えて「駆け込んで」来る患者さんが増える時期です。 今年は、例外でどうやらそのパターンには当てはまらないようです。
 歯科関係のニュースでは、厚労省の「2008年医療施設調査・病院報告の概況」によると昨年10月現在の歯科診療所の数が67,779施設で前年同期と比較して19施設の減少であったとの事です。
 このことが今後の歯科医療にどのような影響を与えるのでしょうか。一開業医の立場からすれば競争相手が増えない事は気休めには成るのかもしれませんが、業界全体とすれば新規参入が減少は、人気と活力の低下と受け取るほかありますまい。
招き猫

 私は昭和52年に歯学部の学生なりましたが、その当時は、国立、私立とも歯学部設立、定員増のラッシュでした。そういった学生時代に、すでに昭和60年を過ぎると「人口10万人当たりの歯科医師数50人」の割合を超えてしまい、その後は、歯医者過剰になるのではという話を聞いていました。
学生になってから解ったことは、歯科医師の場合、大学などの研究者の道や(能力だけでなく、人間関係や時には「運」も作用)、病院勤務などは極端に少なく、殆どが「開業医」に成らねば生計を立てることが困難であるということです。医学部であれば診療科は、内科、外科、小児科、婦人科、…と20位も有るようですが、歯科の場合は「歯科(一般)」が原則で他には極く少数の小児歯科、矯正歯科等の専門医が存在する程度で殆どは人口10万以上の都市部に偏在しているようです。このことは、殆どの同級生が同じ仕事をするという意味で、中には同じ町で同級生がライバルなんて事も有るようです。つまり「つぶしが利かない」仕事なわけです。
 以前聞いた話ですが歯学部を卒業した場合は「歯科医師」「歯科衛生士」「臨床検査技師」の3つの国家試験の受験資格が在るとのことです。あえて衛生士や、臨床検査技師の試験を受けるケースは皆無とは思われますが…
 東北でも最も競争が少なく安穏としているといわれた秋田ですが、この数年は歯科医院の増加の他、急激な人口減少や景気の低迷などにより、地域社会の疲弊が顕著で、それが受診率の低下にも繋がっているようです。
 今回はため息のような内容となってしまいましたね。歯科界も深刻の度合いを深めておりますが、このご時世、いずこの業界も大波を受けていることに違いは無い様子です。
人間の健康を維持するために必要な仕事ですからこのままたそがれて行くのは、社会的な大損失です。ただ、これまでの教育システムや、診療形態がこれから先は通用しないであろう事も確かでしょう。
 大学の入学定員の話になるといつも私立大学の経営の話が出てくるのは、大きな理由があると思いますが、国家百年の計と言わずも、10年から30年先ころの社会状況を見据えたビジョンが有って、それについて多くの関係者が意見を述べる場が有っても良いと思います。
 
龍馬
(追加分)
 例えば、最近の当院の事例ですが、2週間ほどとても忙しい日が続き、私は「これは患者さんのラッシュになったかな」と手ごたえ?を感じていました。ところが、その後キャンセルが多くなりどうしたことかと、朝礼の時に聞いて見ると「予約の時間通に来たのに、混んでいて待ち時間が長くなった。」とクレームが来ていたとのことです。
このようなことは、事前に報告すべき事項なのですが、院長が恐いのか、しばらくすればまた元のようになると楽観しているのかは解りませんが出てこないようです。スタッフに聞いて見ると、急患や予約外の患者さんが多いため、予約の患者さんにしわ寄せが行っている、また、予定していなかった治療を行ったため時間が延びたりすることも有るとの話も出てきました。つまり。こちら側は、患者さんを診るだけで精一杯で、待合室の患者さんを思いやる余裕がない、あるいは、そのことを監視・伝達する仕組みが出来ていなかったことになります。
 これは、医院内部の連絡システム的な問題が露呈したという見方も出来ます。そこで対応策として、待ち時間を書いた付箋をカルテに添付して、長くなった患者さんには待ち時間が発生しないような予約時間を優先する等の方法を講ずることにしました。「打つ手は無限」と申しますが、対応策がすぐ頭に浮かぶような事例であれば、事前に予防的な手段も可能であったと反省している次第です。「当たり前にやっている」「うまく行っている」と思う時ほど感覚が鈍感になり落とし穴が有る物だと知らされた次第です。


ここは、来年の大河ドラマでも取り上げられる坂本龍馬が国家の運命を切り開いた「船中八策」でピンチをチャンスにする積極的な心意気が求められるのではないでしょうか。旧態然とした考えの枠に閉じこもっていては、新しい可能性が生まれる道理も無いでしょう。「身を捨ててこそ浮かぶ瀬有り」と言う言葉のように、チャレンジャーとして捨て身の思いで井の中から飛び出す「蛙」を見習いたい物です。 (11月30日  12月2日 一追加)

PAGE TOP

医院のご 案 内

診療予約

妊婦歯科健診

待合室にAED配備

能代カメラスケッチ

最近の記事

カテゴリー

Weathernews

メールフォーム

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。