秋田県能代市のみどり歯科医院です。歯を衛(まも)る!健康創造型の歯科医院をめざします。 

一生自分の歯で食べる事が出来る幸せを! 歯科医療はマンツーマンの診療室での「診療」と、地域での保健活動によるゾーンディフェンス「予防」がキーポイントです。

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歯医者は**大王?? 

先日の診療室での出来事です。いつも元気な小学2年生の子です。はぐきが腫れてきたと言う事でレントゲンを見ると、乳歯の下から永久歯が萌出してきています。「大人の歯が出てくるから、今日は子供の歯をポイするからね」というと、急に表情を変えてむずかり出しました。たまらずお母さんも駆けつけて「直ぐ抜けるから痛くないよ」と言うと「だめ、いや だって舌を抜くペンチでやるんだもん」と泣き出し、診療室が一時騒然としました。
どうやら、歯医者さんは、恐い**大王だと言う事のようです。「抜苦与楽」ならぬ「抜歯与楽」の心積もりでしたが、この子供さんには「抜歯恐怖」だったようでした。三つ子の魂云々と言いますが、日頃、「悪い事をすると、舌を抜かれちゃうぞ」と言われているのかも知れませんね。
結局、次回は必ずやると約束して、延期となりましたが、さて、どうなります事とやら..、こればかりは神のみぞ知る、いや**大王の審判次第でしょうか。
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横手市の広報誌が歯の健康特集 

横手市報


11月15日に発行された「市報 よこて」はなんと歯科特集です。知らせを受けて内容を見た時には、私も「よくぞ、ここまで」と感激致しました。しかもフルカラー16ページのボリュームで内容も妊婦の歯の健康に始まり、乳児期、幼児期、学童期の虫歯予防、そして8020をめざして高齢者まで、いわゆるライフステージをカバーしており、横手市の行政が歯科保健に対して本気であるとの意志がひしひしと伝わってきます。これは、行政と地域の歯科医師会の協力関係が盤石であり、緊密に連携して取組んでいる事の現れだと思います。
 住民対象の広報には、テレビ、ラジオまたは新聞が利用される事が多いのですが、それらの場合、必ずしも全員に徹底しない事がウイークポイントです。その点、行政の広報誌であれば、全戸配布なはずですし少なくとも一家のうちだれか、おそらく主婦が見る可能性は高いでしょう。
 まず目に付くのは「むしば王国の汚名返上へ 急げ歯の健康の意識改革」と言うタイトルに表れた危機感です。秋田県は、長年全国でもトップクラス?の虫歯罹患率が続いておりますが、この事を知っているのは行政と歯科関係者の一部にすぎず、広く県民的な認識とまでは至っていなかっ感が有ります。ようやく平成16年からフッ素洗口によるう蝕予防事業「お口ぶくぶく大作戦」が開始され、ようやくマスコミでも取り上げられるようになってきました。まず、この現状を客観的に認識し、では、次にその改善のためには何をすべきか、その方向性が今回の市報に盛られています。虫歯を初め歯の健康の問題は、単に横手市だけではなく、秋田県について一般的に言える事ですので、ぜひ多くの方にご覧いただきたいと思います。
 また、最後の17ページには、「幸福」は「口福」からという、示唆に富んだ編集後記があり、この中には故臼井和弘さんの業績についても触れています。彼の遺志は今でも秋田に脈々と生きていてこのような形で伸展していることも確信出来て、本当に力づけられた思いがしました。
市報よこて の詳細は 下記からpdf型式でダウンロードできます。
http://www.city.yokote.lg.jp/kakuka/hisyokouhoka/kouhou_top.jsp
ぜひ ご覧下さい。

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赤ちゃんの虫歯予防にキシリトールガム 

11月16日の読売新聞に掲載された記事です。赤ちゃんの虫歯予防になぜお母さんがキシリトールガム?と考える方もおられると思いますが、実は、生まれたばかりのあかちゃんの口の中には虫歯菌はいないのです。身近にいる人の虫歯菌が感染することで、侵入してくるのです。最も接する時間が長い近親者と言えば、もちろんお母さんです。つまり「母子感染」が圧倒的に多いと考えられています。歯科医師は、虫歯が多い子供さんのお母さんにも虫歯が多いケースが有る事を体験的に知っております。この原因には。もちろん甘い物が好きなお母さんの嗜好が子供さんにも受け継がれると言う傾向もあるでしょう。また、妊娠すると歯が悪くなると考える向きもあるようですが、これは、つわりの影響で歯磨きがおっくうになったり、唾液の性状が女性ホルモンの分泌の関係で変化するため、唾液による口腔内の自浄作用が働き難くなる要素も有ります。さらに見逃せないのは、妊娠中は家の中にいる事が多くなり、テレビの前に座ってつい甘い物に手が出てしまう傾向もあるのではないでしょうか。なお、今回の実験はキシリトールでしたが、外国の研究では、出産後のお母さんに対して適切な治療と口腔ケアーを行った場合も、子供さんの虫歯が減少すると言う結果も有ります。いずれにしても「赤ちゃんの虫歯予防は先ずお母さんから」です。秋田県では全国に先駆けて妊婦さんに対する「妊婦歯科健診」が無料で受けられます。この時期にぜひ歯科健診を受けましょう。

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今度は「停電」 2週続いてのハプニング 

11月14日午前中、院内停電のため、治療中の患者さん、待合室の患者さんに御迷惑をおかけしました。改めておわび申し上げます。

 先週の月曜日に電話が不通になったのに続き、今度はなんと11月14日午前10時20分頃から医院が停電に見舞われました。雷雨であれば雷の影響とも思われたのですが、診療中にいきなり「プツン」という感じです。私は、1番ユニットに座っていた患者さんに、タービンで歯を削っている所でした。診療室が暗くなり、空気圧で回っているタービンが程なく止まってしまいました。停電かと思って周囲を見回すと、他の家では電気が点いており、当院だけが停電でした。原因は漏電によるブレーカー落下でした。この原因が分かるまで20分ほど要してしまい、当日来院の患者さん達には大変御迷惑をおかけ致しました。
超音波


漏電の原因となったのは「超音波洗浄器」という洗浄用の器械ですが、これは内部に水を入れて超音波で振動させて汚れをとる器械です。メガネの洗浄をする器械の大きな物と想像すれば当たっているでしょう。思い出して見ると数年前にも一度内部に水が入ってしまい、漏電とともにメイン基盤が破損して修理した経験が有り、どうやら今回も同じ原因のようです。とは言え、開業の時に買った器械ですでに13年間も使用しており、そろそろ新旧交代の時期かなとも感じさせられました。今回の教訓は、突然の停電のため院内パソコンのネットワークが゜ダウンしてしまい、カルテ、レセプト用のPCと患者さんのデータベース用に使っているMacのデータが破壊されたかと気をもんだ事です。さらに、先週同様、電話回線が光になっているので勿論停電になれば電話も不通という事態になる事です。落雷の被害を防ぐために院長室のMacには無停電電源装置(UPS)を入れていますが、今回はこれが作動してピーピーとけたたましく鳴り響きました。受付周囲のPC(Windows XP)も同様の対策を講じる必要が有りそうです。
 歯科医院を開業して10年を過ぎる辺りから毎年何らかの機械の破損と更新するようになりました。なぜか要注意な器械は動いていて、意外な所でトラブルが起るケースが多いようにも感じます。さらに医院にしかないデータの保護も大切です。本当に毎日気が抜けません、やはり「一寸先は闇」ですね。

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ちょっとイメチェンです 

 先週は寒暖の差が激しく、ちょっと体調を崩しぎみです。なんと、昨日はとうとうアラレが有り近場でも所によっては初雪が降りました。
玄関


1. 大きな変化では有りませんが、最近玄関周りをちょっと変えました。スリッパの保管棚を玄関寄りに、使用後のスリッパを入れるかごを待合室側に変更しました。以前はこの反対の配置でした。どういう事かと言うと玄関に靴が多くなった時に、後から入ってきた人はスリッパの保管場所が奥なので、靴を飛び越えてとり難いとのことです。窓口担当によれば患者さんからの御希望もあったとの事です。普段診療室にいると患者さんが混んできた時の玄関の状態などに、全く気がつきませんでした。今後とも、(可能な範囲では有りますが)、医院環境の利便性の向上に努めたいとおもいます。御意見をいただいた患者さんに感謝致します。



2.受付けカウンター周りはどうしても販売品や掲示などが増えてきやすい場所です。当院でも数年前に一度カウンター上をクリーンにしたはずですが、やはり物品がおかれて次第に狭くなってしまいました。そこで、補綴物(ほてつぶつ---いわゆる入歯や差し歯)のサンプルを受付けカウンター向側の本棚の最上段へと移動しました。以前よりは少しは広くなりましたが、さて、今回はいつまで続くやら…と言う所です。
玄関2


以上、小ネタ2題でした。
お気付きの点があれば何でもご遠慮なくお申し出願います。>

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障害者歯科の研修会 

障害者1


11月12日は、障害者歯科の研修会が大館であり、私と歯科衛生士2名が出席しました。障害者の歯科治療は、コミュニケーションの面や治療技術的な面、また機材、設備的な面など問題が多岐にわたり、我々開業医では、苦慮する場面も少なく有りません。専門的な治療機関の少ない秋田では、現在、県の事業として県北、中央、県南の3か所に障害者歯科の拠点施設の建設を計画しています。このうち県南は湯沢市に有る雄勝中央病院が平成17年8月に障害者歯科医療センターを開設し、患者さんの予約が半年先になるほど治療の申し込みが殺到しているとの事です。また、平成19年に等は県北の拠点として大館市立病院が改築される際に、障害者歯科を整備する予定となっています。今回の研修会はその隣の場所で行われました。拠点施設では、主に全身麻酔鎮静法によって集中的に効率良く治療を実施しますが、それ以外の日常の口腔ケアー等の管理等の対応は地域の開業医の役割です。また、実際問題として患者さんに最も身近な開業医で有る程度の治療が出来る事が望ましい訳です。
 私自身このような障害者の歯科医療の問題が立ち後れている事情は以前から理解していたつもりでした。地域における歯科保健の向上のためにも、いずれは対応しなければと考えておりましたが、延び延びになっていた事も確かです。
 さて、当日の課題は「自閉症の患者さんへの対応」でした。初めに岩手県金ケ崎町の福祉施設 フレンジシップ岩手「虹の家」の石母田施設長から「自閉症の特徴と対応」のテーマで、自閉症の概論について講義が有りました。社会関係の障害やコミュニケーションの障害、歯科治療の場面で遭遇する問題や患者心理など、また「絵カード」を利用した実際の歯科医療機関側の取り組みについてわかりやすく解釈していただき、これまで殆ど知らなかった問題に関して大きな学びとなりました。
次に、岩手医大歯学部障害者歯科センターの久慈助教授より、「精神遅滞あるいは自閉症の歯科患者の特徴と対応」のテーマで、専門医療機関としての治療の実際について講義が有りました。
昼食を挟んで、再び久慈助教授によりは障害者に対する口腔ケアーの利点やブラッシング方法の介助などかなり実際的な問題について講義が有り、続いて、障害者歯科センターの歯科医師と歯科衛生士による実習が行われました。会場には、大学で実際に使用している治療器具やコミュニケーションをとるための自作のツール等も展示されていました。
障害者2

障害者3


実習では、割りばしとガーゼを用いた開口器乗せ遺作、口腔粘膜の損傷を防ぐためのクランプ式の開口器へのガーゼ装着方法、さらには、必要な場合に治療中の患者さんの体を固定するための方法などをデモしていただきました。当院の衛生士も実習に参加し、体の固定方法を会得したようで、収穫も大きかった研修会でした。
障害者4

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感動の能代養護学校ミュージカル 「ピノキオ」 

養護1


能代養護学校のミュージカル「ピノキオ」が11/11午後1時30分から能代市文化会館で開催されました。パンフレットも手作りでした。出演者が全員高等部の生徒で、長いセリフや感情の入った言い回し、決して簡単とは言えない踊りや歌(ソロ、コーラス)を見事なまでに演じ、観客には大きな感動を与え、文字通り拍手の嵐となりました。私は初めて観賞させていただきましたが、特に最後に全員で歌った「絆」の歌詞には本当に深い意味を感じさせられました。心が洗われるとは、このことでしょう。生徒達の努力も相当な物で、言い回しや感情こめて、まさに役にはまりきって熱演する姿は生徒さんの持つ感性と努力の賜物と言えるでしょう。地元の北羽新報や秋田さきがけ新報にも報道されておりました。
 演目のタイトルからはピノキオ人形とゼペットじいさんの話を思い出す方もと思いますが、脚本は日本の昔話の時代を想定した物で、もちろん地元の能代弁で語られておりました。また、このミュージカルは11回を重ね、学校としても伝統行事になっているとの事でした。さらに演劇指導や衣装、ダンス、音楽指導などに地元の専門家がボランティアとして協力していることも注目され、まさに、地域のコミュニティー「地元力」の結晶であった事です。プログラムには「ミュージカルを支える会」のコメントも掲載されておりました。生徒さん達の熱演はもとより、周囲の方々のチームワークの取れた支援が、観ている人たちの心を熱く感動させました。来年もまた期待しています。
養護2

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今年もカレンダー 

 早いもので11月も中旬になります。今週は月曜日が、も日中も土砂降り+雷の大荒れでした。これは、当院の診療室から見た景色ですが、街路樹の銀杏が黄色い葉を舞い散らせておりました。また山間部では降雪が有り、雪による事故も発生しております。
IMG_1575.jpg

ところが、11/9は、小春日和を通り越した、「暑さ」でした。写真に有るように室内は27度を超えています。昼前にはなんと28度となっていました。フェーン現象なのでしょうか。これでは、ストーブと言うよりもクーラーが欲しいくらいの暑さですね。気温の差が激しいと退潮を崩して風邪を引きやすくなります。

時計


 そう言えば当院では例年11月は「駆け込み月」と称していて、何故か歯痛や歯茎の腫れで来院する患者さんが多い時期です。その原因をよくスタッフとも話しますが、稲刈りが終わって疲労がたまっているからとか、キリタンポ鍋の食べ過ぎとか、酒宴が多いからだとか、諸説紛々ですが疲労がたまる時期であることと、気温が下って免疫力が低下?するからかと勝手に想像しております。
さて、昨年好評だったミニカレンダーを患者さんに窓口で配布しております。今年もかわいい ワンコ の写真集です。11月は治療が終了になったり、次回の来院が1月以降になる患者さんが対象ですが、12月には来院中の患者さんにもお渡する予定です。フッ素洗口をしている子供さん達には、シールを張る台紙として活用してもらっています。
時計

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週明けのハプニング 電話不通 

11/6午前中、当院にお電話した方におわび申し上げます。回線の故障で午前11時頃まで電話が不通となりました。


 週末は金曜日と日曜日が飛び石で休みだったため、仕事のペースも今一つでした。特に土曜日が月曜日のように感覚になってしまい、休みが多いと気持ちが集中しないように思うのは私だけでしょうか。さて、週末は天気も良く、近場に出かけたりしたので、「さあって、今週はがんばろう」と思っていた矢先、受付けの電話がなんども鳴っています。これは急患が多いのだろうと思っていると、電話をとっても話が続いている様子でもないようでした。スタッフが「先生!電話が壊れました。電話に出ても何も聞こえません」と言ってきたので、不思議に思って電話をかけて見ると直ぐにプープーと話し中の音になってしまいます。掛かってくる電話に出ても「無音」でした。そう言えば休み明けにはファックスが何通もたまっているはずなのに、今日はゼロでした。こわいかに!と思って「電話局へかけて見たら」と言っても、電話2回線+光インターネットを昨年まとめて光回線にしていたのです。インターネットの方は正常でしたが、電話をかけるにも掛けようが無い状態に陥ってしまいました。
こちらから送信する時に携帯電話は使えますが、業務用の番号に掛かってきた電話は全てアウトでした。アナログを1本残しておけば良かったと思うのは後の祭りです。仕事中もついイライラが出てしまいます。そう言えば電話が不通というのは此迄経験した事が無い異常事態です。便利な現代社会のインフラの代表である電話がこんなにも脆いとは、考える事も有りませんでした。
 自宅から電話局へかけて対処法を聞いて見ると、「光電話モデムやルーターなどの異常が考えられるから、一度電源を切って2,3分後に再起動してリセットして下さい。」との事でした。それでも、やっぱりダメ….ドタバタしながら仕事をしていたら、11頃復旧したようでした。ヤレヤレ一件落着。午後にきた顔見知りの患者さんにその話をすると「私の所も光電話ですが午前中は繋がらなかったです。」と言われました。どうやらウチ一見だけではなく地域的に発生した状態のようです。つい最近も光電話でトラブルが発生するというニュースが有ったばかりですが、これと関係しているのかもと考えました。
21世紀の日本、おそらく世界最高水準の利便性を享受している私たちも、災害時のみならず、ちょっとした事で脆弱性が露呈してしまいます。おそらく電気が止まれば、ご飯を炊けない人が大多数になってしまったのではないでしょうか。今日の学びは「一寸先は闇」まさに格言通りです。


テーマ: 今日の出来事 - ジャンル: 心と身体

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夜の急患 

 昨日の夜、医院の電話が鳴り、治療中の患者さんから痛みが有るとの事で、来院していただきました。以前からの歯肉の炎症が再発したようですが、幸い直ぐに処置を要するほどでも無く、まず鎮痛剤などを飲んでもらい、月曜の朝に診療する事としました。思い出せば、この数年は少ないものの、開業当初2,3年は休日、夜間を問わずけっこう急患が来ました。ある年の正月などは一日に5,6人も応急処置したものでした。以前当院で治療を受けた患者さんもいらっしゃいましたが、「急患-新患」の場合も有り、なぜ当院に来たかと尋ねると「知り合いが、今日こちらで見てもらったのでやっていると教えてくれた。」との事で苦笑した事も有りました。夜間や休日におこる突然の歯の痛みほど堪え難く、「跋苦与楽」がこれほど望まれる事もありますまい。
 もう15年ほども前ですが大学にいた頃は口腔外科の当直医で、夜間や休日に救急センターに駆け込む患者さんに対応をさせていただいた経験が有ります。大部分が歯痛や治療中の仮歯がとれたようなケースが多いのですが、時には交通事故や外傷も救急車で搬送され、大変な思いをした事が有ります。「野戦病院」と揶揄する向きもあったようですが、24時間365日全くフルタイムに対応する救急センターの仕事に関われた事は貴重な経験であり、ドクターの端くれとして「医師とは自分の能力と時間を患者さんのために尽くす仕事なのだ」と考えておりました。このような施設を整備、管理していたその当時の岩手県行政と母校の大学の英断には、改めて敬意を表したいと思います。そして、いつも大学では後輩たちが、今のこの瞬間も待機していることをいつも忘れないでおります。有る意味で医療の原点がここに有るのではないでしょうか。そう言えば、テレビドラマ「ER」はまだやっているのでしょうか。
 ふと、そんな想い出を呼び起こさせてくれた患者さんにも感謝致します。
(もし痛みが無くなっても必ず来院して下さいね!)

テーマ: 雑記 - ジャンル: ブログ

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臼井記念歯科保健功労賞 

臼井和弘副主幹


11月8日に秋田市で開催される「第6回秋田県歯科保健大会」の会場にて、秋田県が設立した「臼井記念歯科保健功労賞」の第一回表彰が行われると言う記事が11月3日の読売新聞秋田版に掲載されました。
 故臼井和弘先生は厚労省から歯科保健担当として派遣され、秋田県職員に健康対策課副主幹(当時)として、日夜尽力されておりました。全国的に見て秋田の歯科保健の状況を見ると、特に乳幼児から学童期にかけての高い虫歯の罹患率は、長年にわたる大きな課題となっておりました。平成14年度には3歳児の一人当たりの虫歯本数が全国ワーストであった事はおそらく臼井先生を大きく動かした要因でしよう。平成16年からは、秋田県行政としてまさに画期的と言うべき、「予防」を取り入れたフッ素洗口(うがい)事業、「お口ぶくぶく大作戦」(県内の幼稚園、保育園の5歳児を対象にし、フッ素洗口の薬剤などを含む費用を全て県が負担、事業の導入や保健指導を県が採用した歯科衛生士が巡回して指導する。)の推進役をはじめ、全国的に立ち後れている秋田の歯科保健の向上のために、秋田県内全域を超人的とも言える体力と熱意で駆け回っておりました。まさにその事業のために新潟県へ打ち合わせに行く途中、昨年12月25日夜にJR羽越線で発生した特急いなほ脱線転覆事故の犠牲となってしまいました。
 私個人としては、行政と歯科医師会と言う関係で共に活動した経験が有り、未だにこの現実を信じられない思いと故臼井先生の無念さを思うと今も胸がで一杯になります。お恥ずかしい事ながら、臼井和弘副主幹が秋田に来るまでは、県内の子供たちのう蝕(虫歯)罹患率の状況や、他県では行政や歯科医師会、大学などが連携して歯科保健活動を行っている事、特に新潟県佐賀県などではフッ素洗口などフッ化物の積極的な応用を行って虫歯が大きく減少している事など殆ど知らないでおりました。「フッ素洗口」は秋田県ではなじみが薄く、平成16年の事業開始前の時点では、県内では集団的に実施していたのが僅かに1施設、60名余りという状況でした。当時は、突然の事業の開始による認知不足や安全性などの誤解が大きな課題となりました。しかし、事業の展開とともに秋田県内では幼稚園、保育所88施設、1,726名をはじめ小中学校へも伸展し3,000名を越える子供たちがフッ素洗口を実施するようになりました。僅か2年半で増加率は50倍であり、秋田県の取り組みは全国の歯科関係者からも注目されています。厚労省が出したフッ化物洗口ガイドラインで推奨するように、フッ素洗口は4歳から14,5歳ころまで継続する事で永久歯の予防効果が発揮されます。秋田県の事業は平成18年度で終了となりますが、今後も洗口を継続させるための手段を考える必要が有ると思います。少なくとも、現在フッ素洗口を実施している施設に対しては、現在のように自己負担なしで継続する事は出来ないでしようか。フッ素洗口は単に虫歯予防にとどまらず、子供たちが健康に対する意識を培う良い機会となり、「健康教育」の実践そのものではないでしょうか。
私も、この事業に関わったおかけで、虫歯予防を初めとした地域保健の重要性、また地域の人たちの健康の向上のために歯科医師として社会に対して果たすべき役割、あるいは責任を考えるようになりました。
 秋田に来てわずか2年あまり、短すぎたその時間の中にも臼井先生の業績は秋田県の歯科医療、保健を変える程の大きなインパクトが有りました。いつも穏やかな表情の中にも強い意志と熱意をもって、旧鳥海町の住民参加型歯科保健事業「元気な歯っこ協議会」、5歳児を対象としたフッ素洗口事業『お口ぶくぶく大作戦」、横手平鹿地区での成人歯周病健診事業など秋田の歯科保健に全力で取組んでおられました。
 臼井先生の秋田での活動に関しては私としても沢山の想い出が有ります。まとまりのない、公私混同な文章になってしまいましたが、まだ私の頭の中で混沌としています。いずれ資料をまとめ記録に残すべき時が来ると思っております。


追加 受賞団体について
 由利本荘市 笹子(じねご)小学校 ---平成7年から秋田県で最初に小学校独自でフッ素洗口を行っている小学校 
 東成瀬村---村の保健事業の一環として、乳幼児から中学生までフッ素塗布を行い、平成16年からは保育園の4歳児から小中学生までの希望者を対象にフッ素洗口を事業化
 横手市 名照保育園----約20年にわたって3歳児以上の園児に「歯垢染め出し」を実施、園全体の虫歯予防への取り組みが評価
                                   (2006.11.10 改変)

テーマ: ありがとう - ジャンル: 心と身体

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虫歯予防の決め手はフッ素---健康雑誌「わかさ12月号」から 

わかさ12


虫歯予防の決め手はフッ化物の応用-―健康雑誌「わかさ12月号」--
 虫歯予防と言えば、多くの方はまず「歯磨き」と考えるでしょう。確かに、歯磨き(ブラッシング)は歯の表面に付着したプラーク(歯垢)を除去し、またブラシの当たった部分の歯肉にマッサージ効果を与える働きがありますが、世界的に見ると観る虫歯予防の主役ではないようです。2001年の口腔保健統計によると日本人は一日2回以上の歯磨きをする習慣が有るようですが、世界的に見るといわゆる先進国の中では虫歯は多い方に属します。
アメリカやオーストラリア、シンガポールなどでは、水道水中に虫歯予防に適正な濃度のフッ化物(フロリデーション)を添加しています。この方法はいわゆる公衆衛生学的なもので、同じ水源を利用する人たちは等しくその恩恵を享受できます。しかし、日本では、現在行政単位で実施されている所はまだ有りません。虫歯予防にはかかりつけの歯科をもって、定期的に健診や予防的な処置を受けるとともに、フッ素の応用(フッ素入り歯磨き剤、フッ素塗布、フッ素洗口)を組み合わせる事により、効果的に実施する事が可能です。健康雑誌「わかさ12月号」では、
 *効果二重丸 フッ素洗口、水道水へのフッ素添加、歯科医院での定期的なチェック
 *効果 丸  プラークコントロール(歯垢除去)、フッ素入り歯磨き剤、歯垢染色液(プラークテスター)、フッ素塗布フッ素ジェルフッ素スプレー、シーラント、食事の仕方
 *効果 三角 歯磨き(ブラッシングのみ)、キシリトールガム

となっていて、最強の予防法として「フッ素うがい」が推奨されています。虫歯予防効果は40-60%とされており、歯磨き剤やフッ素塗布よりも確実とされています。その理由は、歯磨き剤や塗布の場合は、ブラシや塗布に用いる綿棒などに触れた部分しかフッ素が行き渡りませんが、フッ素洗口液の場合は、特に虫歯になりやすい歯と歯の間、歯とはぐきの境目、奥歯の咬合面の溝に行き渡り歯面全体に対する予防効果が期待できるからです。フッ素洗口の薬剤は、ほとんど歯科医院でしか買う事が出来ません。また、うがいが出来る5歳くらいから永久歯が生えそろう14歳くらいまで継続して行う事が望ましいとされています。洗口の方法はフッ素の濃度により週5回法と週一回法があります。薬代は年間1,000円程度と、それ程高くは有りませんが、実施に当たっては歯科医師に指導を受けてから行う必要が有ります。
フッ素洗口にむよる虫歯予防は平成15年に厚労省が「フッ化物洗口ガイドライン」を制定したのを初め、秋田県でも健康秋田21計画の中で、少年期のう蝕予防としてフッ素洗口が推奨されています。

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